先週末に発売された7ポケットランパンのクレイジーパターン柄は、もともと余った生地を有効活用するために発案されたもので、生産可能枚数がごく少数だったため、発表後1日たたないうちに完売となってしまいました。その後多くの問合せお頂きましたがそういった事情でお応えできずに申し訳ありません。
このランパン購入の方のみに付属していた5周年記念パンフレットにはブランド設立から現在に至るまでのビジュアルヒストリーが綴られています。
私がMMAの展示会に初めて参加したのは2014年頭。
中目黒のオフィスに行くとGearedの編集長であり、野外イベントOFF THE GRIDもサポートされている川崎さんとデザイナーの渋井さんがUTMBの映像を囲んで話に花が咲いていました。
渋井さん曰く、私にも商品を見る前にまず見て欲しいのはこれなんだということで、話に参加。
UTMBの何たるかから、開催地のシャモニーはトレイルランナーにとって聖地であること、そこに毎年集うランナーたちが醸し出すバイブスがとにかく最高であり、トレイルランニングの魅力が凝縮されているから一度はいって見たらいいと熱く語られました。
そしてその場には、これから世に出ようとするデニムランパンの第一号サンプルもあったのですが、たしか一番目立つラックの先頭には、UTMBが行われているシャモニーの風景をあしらったフォトTがかかってた気がするなと思い返して、iPhoneの写真を遡ってみたら出てきたのが下の写真です。
やはり先頭に燦然と掲げられていたのは、あのフォトTでした。
デニムランパンと言う後の大ヒット作がありながらも、商品の説明より先立って、MMAに関わることがどういうことか、ムーブメントの本質から伝えようとする渋井さんの純粋な姿勢に感動を覚えたところからCONNECTEDでのMMAはスタート。
もし渋井さんに未来を見てくる能力があったなら、シャモニーの話しより大ヒット間違い無しの必殺アイテムを開発したから、絶対注文しといたほうがいいよとデニムランパンの話に終始していたと思いますが(笑)
あれから5年。
5周年を記念するパンフレットが届いて表紙をめくったら最初のページにあのフォトTの写真が、やはり燦然と配置されているのが目にとまりました。
それを見て思ったのです。
ブレてないというのはこういうことを言うのだ。
トレイルランニングで味わった感動こそ今も変わらずMMAの創作の原点なのだと。
このパンフレットはこのあと発売される5周年記念アイテムにも付属されます。
今週入荷したのはコーデュラスエットという、転んでも破けにくいタフなスエットを使ったジップパーカーとジョガーパンツ。
ここからまた新たなMMAのストーリーが始まります。