今季からランニングシューズとしてNewBalanceの取扱を始めました。
第一弾としてMINIMUS MT10をご紹介します。
NewBalanceは、1906年のアーチサポートのインソールの製造メーカーとして開業。ランニングシューズは矯正靴を出発点として1930年代から開発しており長い歴史を誇ります。
健康靴をベースとするブランドとして履き心地の良さで定評のあるNewBalanceが2012年にナチュラルランニングを指向して立ち上げたラインがMINIMUS。
それまでのクッション性重視の発想から、ベアフット、裸足感覚で走ることで怪我を防ぐ発想の転換をしたことで、トレイルランナーから大きな支持を得たモデルがMT10だったのです。
再デビューとなったMT10はドロップ4mmとほぼフラット。
ソールに重厚なクッションはなく、地面の感覚を的確に伝える重心の低いランニングポジションをとれます。
メッシュのアッパーは汗を吸収発散しやすい素材で出来ており。母指球の辺りにめぐらせたベルトが甲をホールド。指が楽に動かせながら甲のフィット感を調節できるので地面をしっかり捉えられます。
後部のベルトも適切な位置にあることでかかとが浮かず、ベアフット特有の足首の動きをサポート。
NewBalanceは足幅のサイズ展開を世界で初めて提案した事からもフィット感へのこだわりは強く、MT10の幅は広めのD。ゆったりと足入れして甲の形に沿うようなフォルムは地下足袋を想起させます。
MT10が地下足袋と異なるのはVibramを採用したソール。
はいてみると、地面の突き上げを受けすぎない絶妙な厚みに調整されたうえでの強力なグリップ感があり、MT10だけの強力なインパクトとして伝わってきます。
山を走れる都会の忍者になったような感覚を味わわせてくれるNewBalanceのMT10。
LUNA SANDALにも通じる、履きなれる事で野生に目覚めていく味わい深いランニングシューズです。