冬のランニングでは風を通しやすいシューズでは足元が冷えすぎることもありますね。
天候が荒れた日には冬ほど足元が影響を受けやすいので防水性の高いシューズを求めるなら今が適切な時期かもしれません。
今週ご紹介するのはALTRAが完全防水全天候対応をうたうLONE PEAK ALL WEATHER LOW。
難易度が高いと言われる防水分野にガチで取り組んだトレランシューズです。
目次
全天候対応完全防水
LONE PEAK ALL WEATHER LOWは今までのLONEPEAK RSMの流れを引き継ぎながらも全く新しいモデル。
ベースとなっているのはこれから発売されるLONEPEAK5のため多くの利点を備えています。
インナーに防水性だけでなく透湿性も高めたeVentを採用。
防水シューズは3月をすぎると蒸れて履けなくなるという欠点をカバーするにはeVentは格好の素材。梅雨の季節など通年使用を見越した配慮です。
さらにソールからシュータンまで足を包み込むソックスのように縫製するブーティ構造にしたことで防水性を一段と向上。
素材が良くてもちょっとした隙間から入る雨水で靴の中が濡れてしまう弱点を克服しました。
つま先の補強
ALTRAの一部のトレランシューズではつま先が剥がれるという報告が上がっていることを受けて、つま先を接着に加えてソールのラバー部分を直接縫い込んでいます。
水の侵入を防ぐ面からも大切な箇所なのでこれは重要な補強。
クッションを刷新
LONEPEAK5の最大の変更点はミッドソールと言われるクッションがQuonticからAltra EGOに刷新されたこと。
Quonticが沈み込むことで衝撃を吸収する性質だったのに対し、Altra EGOは反発性が特徴。着用感が柔らかくなり、キックに対してより弾むような履き心地になりました。
平坦や下りなど走れる路面での走行感がよりスムーズになります。
アウトソール
アウトソールはラグをやや浅くしてこれまでよりランニング性能を向上。
引き換えになると言われるグリップ性能に関してはコンパウンドの変更によって従来とほぼ変わらないものに仕上がりました。
まとめ
ALTRAのLONEPEAK ALL WEATHER LOWは、通気性と防水性を両立させたeVentをブーティ構造で採用したことで通年で防水性高く履けるモデルとして完成度されました。
クッションを刷新したことでランニング性能も格段に向上。
防水シューズが難しいのはまず水の侵入を防ぐこと、ベースモデルとの比較では暑い、硬い、重い、サイズ感が窮屈になるなど不快な要素が多いからですが、これはどの面から見ても問題ないハイレベル。
私も早速個人的に買いました。
悪天候時のトレランやハイキングはもちろんのこと、デイリーとしても備えておいていざという時に役立つ一足です。